税理士の先生へ

初めて医療法人化手続業務を受任した際の経験についてお話しいたします。

1.医療法人化手続業務への挑戦と苦悩

私は15年前に税理士事務所を開業しましたが、当初はほとんど税務の顧問先がなく、暇な時間を過ごしていました。 そのとき、仲の良い先輩税理士の先生から「医療法人化したい顧問先があるんだけど、面倒だから鶴田先生にやってもらえないか?」というお誘いを受けました。

当時、医療法人化手続きは未経験でしたが、「頑張ります!ぜひやらせてください!」と即答しました。 すぐに医療法人化についての書籍や教材を購入し、一生懸命勉強しました。報酬は未経験で自信がなかったため、低めの35万円で受任しました。 紹介してくれた先輩税理士に迷惑をかけたくなかったので、ミスがないように県庁や保健所に通い詰めました。窓口の担当官からは「また来たんですか…」と呆れられるほどでした。

慎重に書類をチェックしながら業務を進め、合計で約150時間かかったと記憶しています。無事に医療法人化手続きを完了することができました。 先輩税理士先生や法人化された院長先生からも喜んでいただき、私は「良い仕事ができた!」と強い達成感を感じました。

2.業務の採算性と時間単価の問題

しかし、同時に「業務としての採算性は合っているのか?」と考えると、時間単価は2,000円程度であり、業務の採算はまったく合っていないという実情がありました。

どんな業務でも同じですが、未経験の業務を受任すると「ミスはないか?」「書類に不備はないか?」と何度も確認しなければなりません。そのため、強いプレッシャーを感じながら業務に取り組み、時間がかかってしまうのです。
一見数十万円のスポット報酬をいただいても、時間単価に換算すると2,000〜3,000円程度であり、ボランティアの域に近いと感じました。

所長先生自身が手続き業務を行うのであれば問題ありませんが、事務所スタッフに業務を依頼する場合は人件費が発生し、恐らく赤字になるでしょう。

3.税理士先生のジレンマ

報酬をいただく以上、業務には責任を持たなければなりません。ミスや仕事の段取りの悪さがあると二度手間や三度手間となり、逆にお客様からクレームを受ける可能性があります。

税理士の先生方のジレンマは次の通りです。
①未経験のスポット業務は手間がかかり大変
②他の税理士事務所に依頼することに抵抗感や罪悪感を感じる
③しかし、放っておくと顧問先との関係が悪化するかもしれない

4.解決策のご提案

そこで、このようなお悩みを解決するために、医療法人化手続代行サービスを開始しました。
このサービスは、税理士先生からの紹介に基づき、私たち行政書士法人が直接顧問先クリニックから医療法人化手続き業務を受任します。
税理士先生におかれましては、税務顧問先のクリニックに「医療法人化専門の行政書士事務所である当社」をご紹介いただくだけです。その後は私たちが税理士先生に代わって医療法人化の手続きを代行いたします。
医療法人設立_解決策

5.報酬(各種資料提出ご協力のお礼として)

医療法人認可申請書作成にあたり、税理士先生には試算表や給与台帳、借入金返済予定表、リース返済予定表などの提出をお願いします。
また、法人化後には銀行借入金の付け替え作業が発生します(下記の表※1の部分)。
これらの業務をスムーズに進めるため、当社から税理士先生へのお礼として報酬を支払います。

税理士先生のメリット

1.医業クライアントの満足度向上
2.圧倒的な効率性(適切な事務・紹介手数料の獲得)
3.税務に詳しい行政書士に頼んだほうが安心

※弊社は医療法人設立において行政書士として業務を行いますが、税理士先生の業務をスムーズに進めるための助言も提供します。
業務一覧医療法人化手続き代行
税理士先生行政書士法人
認可申請までのスケジュール管理
報酬体系の説明、委任契約書の締結(●)※1
お客様との面談・資料等収集(●)※1
銀行・不動産オーナーとの交渉
認可申請書の作成等
認可申請書のチェック・指導
開設までのスケジュール管理
法人設立登記
開設許可申請・保健所手続等
法人化後の銀行借入金の付け替えアドバイス(●)※1
(※1)税理士先生の立会いやご協力をお願いする場合があります。

これまでの実績(令和5年3月現在)【認可率100%】

歯科医院 :23件
眼科   :3件
整形外科 :2件
内科   :3件
産婦人科 :2件
脳神経外科:1件
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合計   :34件

これまでの経験とノウハウを活かし、税理士先生方の力になれるよう、医療法人化案件のサポート体制を整備しています。
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